四重渓温泉への行き方
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2023年8月、臺灣最南端の天然温泉
四重渓温泉へ行ってきました
高雄の左営から恒春乗り換えで
バス利用
2時間半~3時間ぐらい
(所要時間は乗り継ぎの
状況によります)
臺灣の人は車かバイクで
行ってしまうし
外国人はツアーで来ることが
多いようです
外国人がバスで来ることについて
充分に用意されてはいない
という印象です
ルート概要
ルート
高雄・左営駅バス停から
「墾丁快車」という高速バス利用
恒春バスタのりかえ
四重渓温泉まで
運賃
(悠游卡割引料金)片道198元
(台湾ドル現金払)片道361元
※公式の時刻表の画面で「票價」タブを押して切り替えてみると、大人片道(全票)左営→恒春 361元とあります
地図アプリで経路を検索すると、恒春から四重渓の運賃が「無料」と表示されることがありますが、2023年8月の時点では悠遊カーでの支払いが必要でした。
あまり鵜呑みにせず、基本的に運行会社の公式webサイトでの確認をおすすめします。
時刻表
左営站→恆春轉運站 時刻表
※30分おきぐらいで
たくさん出ています
恒春運站→四重渓温泉 時刻表
※一番本数が多い201番でも
一日5往復のみ
左営駅
墾丁快車バス乗り場
↓158元(悠遊卡割引料金)
恒春轉運站(バスターミナル)
乗車時間 約2時間
--のりかえ--
乗り換え時間は長め
その時の状況によります
恒春轉運站(バスターミナル)
↓40元(悠遊卡割引料金)
四重渓温泉バス停
乗車時間 約15分
※地図アプリで経路を検索すると、恒春まで行かずに「車城農會」での乗り換えを推奨するルートが多く出ますが、これは現実的には非推奨です。
その理由は文末の「特記事項」の記事をご覧ください。
ルート詳細情報
(1)まず恒春までの座席を確保
・大体30分間隔で発車
・自由席だけど
定員は決まっているので
乗車は予約制
・整理番号を渡される
・支払いは乗車時に
ヨーヨーカーをタッチ
または窓口で現金支払い
(2)窓口の場所
左営駅の新光三越側の
二階のはじっこ
そこに悠遊卡ヨーヨーカーの
有人カウンターがあります
・窓口の対応言語は
基本は中国語
・英語や日本語対応は
係員の語学力次第
・「恒春バスターミナル」下車
・乗りたい時間 を伝えてください
・支払いの時に悠遊カーを見せれば
整理券が渡されます
・台湾ドルで支払う場合は乗車券を
ゲットです
この路線
ジモターにも人気らしく
我々がゲットできたのは
一時間後に発車のバス
左営でご飯食べてたら
1時間なんてすぐだけど
時間的に余裕を持った
計画をおすすめします
(3)乗り場
窓口のある場所から
エスカレーターを降りて右方向
バスレーンの先頭の方
2番乗り場
大きな荷物はバスの下に
入られますが、
基本的にセルフです
ラッピングのデザインは
まちまちです
花柄のバスでした
OHベアーは描いていなかった
(参考)車内
シートは2×2の配列
こぎれいです
運がいいと
2×1のシート配列の
新しいバスに乗れるかも
出発進行~
(4)恒春バスターミナル
恒春で下車しますが
バスターミナルに
横づけはしないルート
こんな感じの道端で下車します
向かいは警察署
道路を向こう側
(警察署側)に渡って
進行方向へ1分進んで
バスターミナルへ移動
この建物へ移動して乗り換え バス待ち
窓口で
ここの玄関前に
四重渓温泉行きの
マイクロバスが来ます
完全にジモター向きの運行です
※停まる場所はかなりフリーダムで、写真から右側にはみ出た場所のこともあり
高雄行と違って放送もなく
待合室で座って見える範囲外に
停車する可能性が高いので
注意が必要
(参考)恒春バスタ待合室の様子
レトロだけど小奇麗です
天井が高くファンもあるので
夏も外よりはずっと涼しい
ちょっと古いけど
後方左に
水洗トイレもあります
でも
ヨーヨーカー対応で
助かる~
2×1の座席配列
大きめのスーツケースは
足元に置けず通路を塞ぎ
申し訳ない感じになる
ことを織り込み済みで
計画をお勧めします
運転できないジモターが利用するだけなので、イツメンが数人乗車で満席にはならないと思うけど……
荷物を小さくするか
腕力を発揮するか
いずれかの用意は必要
(6)四重渓温泉バス停
こんな感じの道端側に
停車します
寺廟の方向が温泉街です
が!
ここで写真のこちら側へ渡り
「恒春ゆきのバス停」で
帰りの時刻表をかならず
チェックして確認!
webでも確認できるけど
現場でも確認をおすすめ
本数、超少ないよ!
(参考)
四重渓温泉バス停時刻表
(のぼり 恒春方面側のバス停)
※2023.08撮影
宿泊する人は
302番バスの
7:25始発バス停発
か
201番バスの10:10始発バス停発の二択
であります
301は
早朝と夕方の二本で使えない
302もこの後は昼と夕方
518は
あさイチと昼の二本だが
枋寮という高鐡・臺鐡の駅ゆき
事前にネットで鉄道の切符を買っておくかどうか、という新たな悩みまたは縛りが発生するため、乗り鉄の人以外には魅力が薄い
201番に乗りはぐれたら
このちいさな街で
昼便まで何とか時間潰して待つか
宿に戻って
タクシーを呼んでもらい
恒春まで移動の二択だけど
タクシーは白タクが呼ばれる
かもしれない可能性も
お含みおきください……
つまり、みんな自家用車で来る、こんな小さな街の宿に常駐してるタクシーなんていない以上、車城あたりからタクシー呼んですぐ来るかわからないし、都合つく人に有料で送らせよう→じゃあ何百元……とか、吹っかけられる可能性がゼロではない、です。
帰り道
(1)恒春へ移動
行きにチェックしてた時間に
間に合うように
四重渓温泉バス停へ移動
※乗る時は必ず挙手してアピールして!!
(2)恒春バスタで
整理券をもらう
「高雄」へ行きたいと伝え
ヨーヨーカーも見せます
(台湾ドル現金払いの人は乗車券をゲット)
整理券ゲット
(乗車時に回収されます)
(3)高雄へ移動
運がいいと2×1配列の
ゆったりした
新型バスに乗れるかも
特記事項
行きも帰りも
恒春バスタで乗り換えを
お勧めします
・屋内、空調有り
・スタッフ常駐
・充分な数の椅子
・トイレ
これらを備えていて安心です
地図アプリはたぶん
高確率で
「車城農會」で乗り換えろと
提案してくるけど
車城にも行きたい場合を除いて
お勧めしない
さすがにAIに提案させると、恒春乗り換え推しで回答してきます。
将来的にはAI搭載の地図アプリが出回ってきて、より実情に即した旅行計画が、かなり楽にはなってくるとは思う…
車城のりかえをお勧めしない理由1
車城農會は小さなバス停なので
バス待ちには不向き
・庇しかない野外、トイレなし
・夏季や降雨時などに
バス待ちするには辛い環境
・職員が居ないので
不測の事態には一人で対応できる
語学力と胆力が必要
往路(下り・南下)方面の
車城農會バス停こちら側でバス待ちするのは、ほぼ車城ジモターだからか、椅子さえもなかった
車城農會バス停
(右の黄色い庇のところ)
車城乗り換えで
・四重渓温泉へ行く
・高雄方面へ行く
場合はいずれもここで
バス待ちすることになるが
ここにあるのは
回避すべき条件のみ
庇と椅子はあるけど
・野外
・係員居ない
・トイレ無し
・周囲に喫茶店もなし
・コンビニで何か調達しようとしても
250m先なので買い物もリスキー
情報が少ない場所への旅行を
安心な内容で計画するための
地理屋さん直伝の秘訣は……
情報が少ないからこそ
地図アプリに頼りすぎないこと
- 地図アプリは諸葛孔明ではないので、天候・飲食・体調・遅延・リカバーなどまで考慮していないことを常に念頭に置く
- 地図アプリの提案ルートを鵜呑みにせず、運行会社の公式webサイトも必ず見て検討する
- 最終便を利用する計画は避ける
- 到着後、現地で観光案内所に立ち寄り、最新情報を得てから行動を開始する
ですっ